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かっこよくなりたい男のブログ〜俺も愛を証明したい〜

ウソつき

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俺はウソつきになりたい。

 

 

小学生の頃の俺は生粋のウソつきだった。むしろウソしかついてないんじゃないかと思うくらいウソつきだった。そして、クズだった。何かを隠す為にウソを使い、他人を騙す為にウソを使いまくった。いつも先生や親から言われる言葉は「ウソはつくな」

 

今でも覚えているが、小学生の頃友達5、6人で遊んでいた時に1人の友達の貯金箱からお金が無くなった。真っ先に疑われたのは、もちろんウソつきマスターの俺だった。しかし、本当に俺じゃなかった。

先生が家に来て言った一言は「君がウソついてることは分かってる」だった。本当に涙が止まらなかった。本当に俺じゃなかったのに、過去の行いのせいで俺は犯人だと疑われ、それを隠す為にウソをついてると思われていたのだ。俺は無罪を主張した。こんなの小学生の世界だから許される事であって、物事だけ考えてみれば冤罪なのだ。恐ろしい。

 

俺は、この出来事からウソつきをやめた。

中学生に入り、ウソつきをやめた俺は空前絶後に素直だった。素直すぎて困っていた。嫌な事は嫌だと言い、間違ってる事を間違ってると言い続けた。先生に対しても親に対しても関係なかった。俺は知っていた。先生がどれだけ薄い人間か。簡単に表面上だけ見てもないくせに理解した気になって、大人と教師という権力を使って、簡単に子供を制裁する。例え子供が正しくても関係ない。

 

思い返すだけで、嫌になる。俺がウソつきだった過去を思い出していた理由は、King Gnuさんの白日という曲を聞いてからだ。多くの人がこの曲を一度は耳にしたことがあると思う。本当に素晴らしい曲だ。最初の歌詞から心に響いた。

「時には誰かを知らず知らずのうちに傷つけてしまったり、失ったりして初めて犯した罪を知る。戻れないよ、昔のようには」

そう、俺は素直すぎることが後に人を傷つける事を知るのだ。

 

俺は中学生のまま変わらず高校生でも素直すぎた。素直すぎることは、知らないうちに人を傷つける事が多かった。でも、ウソつきよりはマシだった。素直すぎるというのは、ハッキリと物をいう人と認識されたからだ。俺は嫌いな人には嫌いと言うタイプだったし、好きな人としか関わらないタイプだった。素直すぎるようになってから、いつのまにか自分にウソをつく事さえもやめていた。自分が我慢してまで、したくない事をしようとか、1人になるのが嫌だからあの子たちのグループに合わせて属そうみたいなこともなかった。故に友達は少なかったが、それでよかったし、その方が本当の俺をさらけ出しても受け入れてくれる人が付いてきてくれた。

 

高校生になり、彼女ができた。

「ずっと大切にする」「ずっと一緒だから」

高校生が言う、何の責任も根拠もない、ウソまみれのセリフを俺は言う事は一度もなかった。素直すぎる俺は、周りの彼氏君たちがウソまみれのセリフを言ってる風にしか聞こえなかった。俺は素直さが人を幸せにすると思っていた。中学生からずっと素直すぎる方が人を幸せにしてきた。

 

彼女に振られる時に言われた一言を忘れない。

「ウソつける人間になってね。人を幸せにするウソもあるんだよ」

俺は涙が止まらなかった事を今でも覚えてる。彼女と別れる事より、その言葉の方が辛かった。

 

もぅ〜戻れないよ〜♪ 昔のようには〜♪

 

俺は、生粋のウソつきだった。ウソつきマスターだった。でも、違った。人を幸せにするウソがある事を知らなかったからだ。今思うと人を幸せにするウソは確かにある。きっとあの彼女もウソでもイイから幸せになりたかったんだろう。そして、俺ならできた。

「一生幸せにする」「ずっと一緒だから」

根拠や責任なんてなくていい、自立もしてない、お小遣い月3000円、月収3000円の男が「一生幸せにする」なんてウソでしかないわけである。愛は金じゃないなんて言うけれど、月収3000円では自分すら愛せないだろう。それでも、ウソにまみれた言葉でも、ウソの方が良い。また傷つけた。

 

人はウソについていきたくなる。

世の中の成功者のほとんどはウソつきだ。

歌手になって武道館立ちます!デビューします!STAP細胞はあります!

全部ウソだ。だって、君は今路上にいるし、君は今練習生でデビューの予定はないし、STAP細胞は見つかってない。でも、そのウソは人を惹きつける。

 

ウソをつくのがダメなわけじゃない。ウソは、アイテムの1つでしかない。用は使い方。包丁も野菜や肉に使えば、美味しい料理で人を幸せにするが、人に向ければ誰1人幸せにする事はできない。

 

「ウソはつくな」

やはり教師はロクな事を教えはしない。小学生の頭からすれば、ウソ=悪という理解になるのは当然だろう。俺は逆らうよ。

 

俺はウソつきになりたい。